導入
データの保管方法にはクラウド(Amazon S3)と物理的な外付けHDDがあります。
日常使いの短期的なデータ保管ではなく、長期保管する観点で、今回はコストや使い勝手を比較してみました。
検証日
- 2022/02/11(金)
検証内容
- 価格.comで最も1TBあたりのコストが安い外付けHDDとクラウドストレージサービスであるAWSのS3Glacierを比較してみた。
結論
- 外付けHDDの方が安く、半額程度で済む。
- ただし、以下の条件が揃う時はS3Glacierの方が安くなる。
- 円高
- 確実なデータ保管
- 国外に出して良いデータである
- 保管データ量がキリの悪い容量である
条件により比較結果が変わる理由
- 円高
- AWSはUSD基準の料金となるため、今回は120円/USDで計算している。そのため、円高になると、日本円換算で安くなる。
- データ保管
- 外付けHDDの場合は寿命があるため、3年より早く壊れる可能性もある。確実にデータを保管しておくためには、RAID(※)を組む必要があるため、2倍のコストがかかる。
- ※RAIDとは:複数のHDDを1つのドライブのように表示・認識する技術。自動的に複数のHDDに同じ内容を書き込むことで、常にデータバックアップを取っている仕組みを実現し、耐障害性を向上できる。
- 外付けHDDの場合は寿命があるため、3年より早く壊れる可能性もある。確実にデータを保管しておくためには、RAID(※)を組む必要があるため、2倍のコストがかかる。
- 国外に出して良いデータである
- 「米国東部(オハイオ)リージョン」で比較しているため、法人などで国外に出してはいけないデータの場合は、東京や大阪のリージョンを選択する必要があり、もう少しS3Glacierのコストが上がる。
- 保管データ量がキリの悪い容量である
- 今回の外付けHDDは6TBのため、6001GB保管したい場合は12TB分購入する必要がある。そのため、6TBの倍数ではない場合は、外付けHDDのコストが上がる。
比較表
| 外付けHDD | S3(標準) | S3Glacier(Deep Archive) | |
| 費用 | × 11466円/6TB | △ 0.023USD/GB・月 | 〇 0.00099USD/GB・月 |
| 寿命 | × 約3年 | 〇 無制限 | 〇 無制限 |
| 1GBあたりのコスト | 〇 0.053円/月 | × 2.76円/月 | △ 0.1188円/月 |
| データの取出しやすさ | ○ すぐ | ○ NW次第 | × 数時間かかる |
| 管理の手間 | × 要RAID構築 HDD障害時にコピー作業が必要。 | 〇 一度データを格納したら放置可 | 〇 一度データを格納したら放置可 |
参考
- 外付けHDD
- AWS S3 Glacier(Deep Archive)
